ベンチャーにおけるマーケティングの考察

ベンチャー企業へのマーケティングの適用について考えています

「マーケティングを勉強するにはどんな本を読んだらいいですか?」

忙しい社長に本を紹介してほしいと頼まれたら

特に社長に聞かれると困ってしまう。社長が忙しいことは重々承知しているので、できるだけさっと読め、かつ概念がきちんと理解でき、すぐ使えるものを紹介するように心がけている。

私が新人マーケターだった時の本を結局おすすめする

マーケティングといっても範囲が幅広いので、どの分野について知りたいのか、ということも聞く必要があるのだが、今日は私が新卒マーケターだったときに読んだ3冊をご紹介します。定番すぎて紹介するのも気がひけるのだが。

グロービスMBAマーケティング
まあ間違いないかなと思い読んだ。間違いなかった。
STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)から始まり、マーケティングの全体について記載してある。
ただ、あまり読みやすくはないのと、意外と体系立っていないので、ナナメ読みが良いと思う。

改訂シンプルマーケティング
グロービズのわかりやすい版。
特にブランディングについて、コーンを効果的に使って説明がなされているので、わかりやすい。グロービズに加えて読むと、理解が深まる。
ただし、今は入手が少し難しいようだ。

ブルー・オーシャン戦略
少し毛色が違うのだが、私がマーケティングにおいて「戦略」というものの存在を理解した初めての本。
STPやらのフレームワークを使ったり、3Cやら4Pやらで戦略めいたものを考えたり、というようなことはしていた中で、「全く新しい領域を探して勝負する」という既存市場以外にも目を向けさせてくれた。

ブルーオーシャン戦略といえば、今では誰でも知っているので、本まで読む必要があるのか、とも指摘されそうだが、「戦略を立てるモチベーションを上げる」という意味では、今も本として読んで価値があると思う。
ちなみに今は新版が出ている様子。

特に忙しい人に聞かれたら

特に忙しい人に聞かれた場合は、「改訂シンプルマーケィング」と「ブルー・オーシャン戦略」だけを勧めることが多い。
その中でも「3C」「SWOT」は必読、「アーリーアダプターとかマジョリティって言葉が出てきたら、気にしてください」と伝えておすすめしている。



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