ベンチャーにおけるマーケティングの考察

ベンチャー企業へのマーケティングの適用について考えています

ベンチャー企業におけるマーケティングは、大企業とは何が違うのか?

ということの考察を残したいと思う。

私の背景

私の背景から話すと、新卒で大手広告代理店に入り、マーケティングブランディングを担当した後、営業としてメディアバイイング、PR・広報を担当。
その後、複数の外資系コンサル会社で、経営戦略、プロジェクトPMO等を担当。
前後して、リクルートで広告宣伝(主にメディアプラン)を担当。
その他、正社員として働く合間に、フリーランスコンサルタントとして活動(消費財の商品開発、チャネル開発、海外進出支援など)。

このような雑然とした経歴ながら、私自身は本職をマーケターだと思っていて、マーケティングに関することを考えているのが好きだ。
どのようなことかといえば、TVを見ては「この広告の企画書はきっとこんな構成なんだろうな…」と考えたり、マスメディアに対する批判を読むと「デジタルメディアでマス的なことはできないのだろうか、またはもう実現されているのか」と検証方法を考えたりしている。

デジタルメディアでマス的なことはできないのか

思えば、根本的には上の「デジタルメディアでマス的なことはできないのか」という漠然とした疑問への答えの軌跡を記録したい、というのがブログを始めようと思った最初のトリガーだったのだろう。

そこから思考が発展して、マスメディアを費用的な問題で使いづらいベンチャー企業におけるマーケティングは、どうあるのが最も良いのか、ということを考えるようになっている。
なお、「良い」の定義は考える必要がある。おそらく「良い=最適化」ということになるのだろうが、当たり前だけれどそれは各社の会社規模や方向性によっても異なることを前提とする必要があり、テーラーメイドの最適化ということになる。

マーケティングの定義

また、「マーケティング」という言葉の定義も、大企業とベンチャーでは異なるように感じる。そもそもマーケティングは色々な意味で使われていて、消費者調査もマーケティングだし、商品開発もマーケティングだし、広告もマーケティングだし、営業活動もマーケティングと呼ばれることがある。

大企業におけるマーケティングというのは商品開発と広告に集約されることが多いが、ベンチャーでは開発以外のセールスにまつわる全ての活動をマーケティング活動として定義(これはもはや定義と呼べるかは疑問だけれど)されているように感じている。

これまで大企業向けのマーケティングを主に支援してきた身としても、個人や中小企業向けのマーケティングを考えるのは楽しいものだった。
ここには個人的な思考の足跡や考察を記載していく。とりとめなく綴っていくとも思うが、もし何かがどなたかのお役に立てても嬉しいなと思う。



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